バージョン0.7.5リリース – LadioCast開発記その47

in LadioCast

LadioCastバージョン0.7.5をリリースします。

0.7.4から0.7.5への変更点は以下のとおりです。

  • エンコーディングのフォーマットにAACを追加 (Core Audio AAC Codec)
  • エンコーディングのサンプルレートを3段階から8段階に変更
  • エンコーディングのクオリティレベルを10段階から11段階に変更

上記以外にはユーザインターフェースの動作に細かい修正を入れたものの、音声処理などに変更はありません。

AACでのエンコーディングですが、Mac OS XのCore Audio AACについては使用ライセンスがカバーされているようなので実装に踏み切りました(実装上のグチについてはまた別途^^;)。自前で作り込んでいる部分もあるのでもし使用する場合は予めテストをして下さい。

(前のバージョンから、しかし4ヶ月近いインターバルですか〜。)

6 Responses to “バージョン0.7.5リリース – LadioCast開発記その47”

  1. 初めまして、犀といいます。
    今回 LadioCast を使って、 PeerCast で TBS radio 954kHz という名前で試験放送していますが、
    なかなかうまくいきません。
    リレーはできている(受信できている)ものの、音が出ないというトラブルに遭っています。
    次のように設定して放送しました。
    1.ポート8080の開放とPasswordの設定
    PeerCast はポート7144を開放して放送するのが一般的ですが、
    LadioCast でポート7144を指定すると接続できませんでした。
    そこで、PeerCast 設定画面でポートを7144から8080に変更しました。
    引き続いて、パスワードを test と入力しました。
    ルータを使っているので、ルーターも8080と開放しました。
    2.Ogg で配信する設定
    LadioCastの接続画面で、
     サーバーアドレス:127.0.0.1  ポート:8080
     マウント:/stream.ogg     ユーザー:test      パスワード:test
    エンコーディング画面で、
     フォーマット:OggVorbis   サンプルレート:44110  ビットレートモード:平均
     ビットレート:64       チャンネル:モノラル
    と設定しました。
    3.音源の設定
    radioSHARKの音源を使って放送するために、
     入力1;radioSHARK AUXを入に
     AUX 出力:N/A
    と設定しました。
    スピーカーにradioSHARKの音源を乗せたくないので、AUXで出力したのです。
    以上を設定すると、接続ができて、リレーできる状態になりました。
    しかし、リスナーさんから音が出ないという返答が出ました。
    それからいろいろ設定を少し変えて放送しましたが、結局音が出ないままです。
    あともう一歩で放送できそうですが、どうかお助け下さい。
    リンク
    試験放送のチャンネル: http://kp.podzone.net/index_ch.php
    試験放送のチャット: http://kp.podzone.net/chat.php?cn=TBS%20radio%20954kHz

  2. かわうそ

    犀さんこんにちは!
    まず
    >  入力1;radioSHARK AUXを入に
    >  AUX 出力:N/A
    ですが、AUX出力は放送に乗らないため、最終放送音声はメイン出力に出す必要があります。メイン出力の音をスピーカーに出したくない場合は、何か別の出力デバイス(USBヘッドセットや使っていないSoundflowerループバックラインなど)を選んで下さい。これはN/Aを選ぶことが現仕様上できません。
    LadioCastの内部サウンドルーティングについて詳しくはReadMeのダイアグラムを見てみて下さい。
    PeerCastの仕様について詳しくありませんけれど、全般的な話としてはPeerCast自サーバも例えばlivedoorねとらじもLadioCastから見ると同等ですので、両方の情報を参考にしてみて下さい。
    ということで~。

  3. かわうそさんこんばんわ。
    かわうそさんのおっしゃるとおりに、
    システムの出力をSoundflower(2ch)にして、LadioCastのメイン出力をSoundflower(16ch)にして接続すると、
    新掲示板 http://www.threz.com/20091 の反応から、聞けれるようになったみたいです。
    今までは Windows を起動して、 Winamp を使って放送していましたが、もう Windows を必要がなくなりました。
    どうもありがとうございました。
    LadioCast は本当に便利なソフトですね。

  4. はじめまして。まっくTKGといいます。
    いつもLadioCast使わせてもらってます。
    Mac関連のブログを立ち上げたのですが、
    その中で記事で紹介させてもらいました。
    ブログ等は始めてなので、心配ですが、トラックバックというのは
    こういう時に使えばいいんですよね?
    開発頑張って下さいね〜( ´ ▽ ` )ノ

  5. かわうそ

    まっくTKGさんこんにちは!
    トラックバックとコメントとあるうちのこちらはコメントですね。
    最近トラックバックがないのでぜひトラックバックしてみて下さい^^。
    ではでは。

  6. 中学生でも出来るMacでねとらじ(10.5.5)-準備しよう-

    僕はライブドアの「ねとらじ」でネットラジオしています。
    まとめがあったので凄く助かりました。
    自分なりにまとめておきたいと思います。

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ループさせる話 – LadioCast開発記その40

in LadioCast
DSCN0201.jpg

LadioCast、しばらく本体に触る機会もないので今回は頭の中にあったモチネタから棚卸し。

音楽でもスカイプでも他の放送でもコンピューター内で生まれる音を自放送にのせるために、Windowsだったらステレオミックスや、MacだったらSoundflowerなどで音を入力側にもってきますよね(出力音のループバック)。でもMacで例えばUSBヘッドセットなどをつなげている場合、標準の内蔵出力は空いていたりします。だったら内蔵出力と内蔵入力をコードでつなげてしまえば内蔵出力の音は内蔵入力から取れるのではないでしょうか。ソフトウェアでやってたことをハード的にやるわけです。うまくいくか?実験してみて下さい^^。

実は想定された使い方だったりしますが、くれぐれもLadioCastの出力先だけはループバックさせている内蔵出力とは別のところを指すように。Soundflowerでの場合も同様ですが、そうしないとLadioCastの出力フェーダーを上げたときに壮絶にハウリングすることと思います。(無限ループって怖くね?ですね)

追記1 光デジタルオーディオな機種は光でつないだらどうだろう、今度試してみます。

追記2 Victor 光デジタルケーブル(0.5Mミニプラグ-ミニプラグ シルバー) [XN-305SB]Victor 光デジタルケーブル(1Mミニプラグ-ミニプラグ シルバー) [XN-310SB] より高いのなんで?

追記3 追記2の光デジタルケーブルを入手しMacBookに使ってループバックさせてみました。普通に取り込めるようですね。
DSCN0209.jpg


ねとらじライブの新ストリーミングサーバ – LadioCast開発記その37

in LadioCast

ライブドアねとらじでまた興味深い告知がありましたので少し。

ねとらじライブストリーミング”新ストリーミングサーバ公開βテスト”

現在とは別サーバホスト(IPアドレスでの告知ですが、ドメイン名の方はstd2.ladio.livedoor.jpでいいのかな)で実験されるようです。内容で私が注目したところは

  • サーバソフトIcecastのバージョンアップ(おそらく2.3.1でしょう)
  • Ogg Vorbis形式可
でした。 しかし直接的な意味でも比喩的な意味でも最近のライブドアねとらじサービス運営は「人が変ったよう」という表現がぴったりですね〜。

2 Responses to “ねとらじライブの新ストリーミングサーバ – LadioCast開発記その37”

  1. 岩石巌エコなっち

    Ogg Vorbis 復活ですか! これはすばらしいですね! ヘッドラインのエンコードやすぐ放送が反映されない問題も最近は積極的に解決しようとされているみたいで、ホントにおっしゃる通り人が「変わったよう」ですね! 今後も楽しみです。

  2. かわうそ

    ほんとですね〜、きっと使えるお金が増えたんでは^^。逆に変な力み方にならなければいいですね〜。


バージョン0.7.0リリース – LadioCast開発記その30

in LadioCast
lc-0.7.0.5.png

LadioCastバージョン0.7.0をリリースします。

0.6.2から0.7.0への変更点は以下のとおりです。

  • スルー機能を廃止
  • ミキサーにAux出力機能を追加し、3イン/2アウト/2バス構成に変更
  • メタデータを設定するAppleScriptインターフェースを追加
  • 環境設定画面によりサンプルフレーム長を設定できる機能を追加
  • ネットワーク接続に関する処理を変更
このリリースについては書かなければならないことがいろいろとあるのですが、とにかくまずは
放送できている方はあわてて乗り換える必要はありません
^^ ということを強調したいと思います。0.7.0は根本的なところにも手を入れましたので、最新安定版は依然として0.6.2とみていただいて結構です。
そして0.7.0を試される前には念のためLadioCast設定ファイル(${HOME}/ライブラリ/Preferences/com.kawauso.LadioCast.plist)のバックアップをとっておくことをおすすめします。

新機能についてはReadMeファイルに少し説明を書きましたが、新ミキサーについてはあまり書いていません。とりあえず気をつけることとして、スカイプ放送を含め

一般的な放送はAuxを使わない設定でできる
ということがいえると思います。使われなければ(Aux出力デバイスがN/Aのままであれば)その分CPU負荷は低くなります。

ただし今までのスルー機能と同様のことを引き続き0.7.0で行うような設定にするには、新しいAuxバスが役に立ちます。具体的には以下のような設定方法をとります。
lc-0.7.0.3.png LadioCast 0.6.2でのスルー設定例
lc-0.7.0.4.png LadioCast 0.7.0でのAuxバスを用いた同等の設定例

とりあえず以上ですが、特に新ミキサーについての説明はブログ別エントリーとして書くかもしれません。
レポート、特に0.6.2と0.7.0とでできるできないの相違があるなど、よろずいつでも歓迎しております。

6 Responses to “バージョン0.7.0リリース – LadioCast開発記その30”

  1. いつもお世話になっております、開発乙です!
    どんどん進化していきますね!
    手前味噌でしかも直接LadioCastには直接関わってこないんですが、
    放送をより面白くするためのTipsを書いてみました。
    使い方については、0.7.0対応版に書き換えなきゃですね!
    これからも勝手に応援させて頂きますw

  2. かわうそ

    Akicksさんこんにちは!
    紹介いただいたTipsサイトの方また遊びにいきたいと思います。(現在ホストメンテ中かな?)
    LadioCastは0.7がひとまずの旅のゴールになるかもしれません^^。

  3. かわうそさんこんにちわ。
    Tumblr(サーバ)最近メンテなようでご不便をおかけしてます。
    早速、AppleScriptに挑戦して、自動曲名表示スクリプトつくってみました。
    ド素人ながら、次はGUIつけて設定もいろいろ出来るのを目指して頑張ってみます!

  4. かわうそ

    サイト拝見してわかりました、Akicksさんて○○○さんですね^^。しかし諸々早い!
    スクリプトGUI期待です。

  5. かわうそさん、こんにちは!
    GUI版できましたよ!ド素人でもやればできるんですね!
    もうちょっと機能強化とかしたいですが、
    まだまだスキルが追いつかないのです。
    ちょっとソフト制作の楽しさがわかったような気がします。


とっておきの場所

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明日は海の日ということで、帰郷した際に撮影しておいた私のとっておきの場所の360°パノラマ写真を。
なぜとっておきかというとJRの駅から歩いて行ける距離にあるもかかわらず、来る人(正確に言うと来れる人)がとても少ない場所だからです。
久しぶりに行った当日はあいにく雨が降っていました。