LadioCast.png

Soundflowerが1.3から別サイトへ – LadioCast開発記その39

in LadioCast

バージョン1.2がhttp://www.cycling74.com/downloads/soundflowerで提供されているSoundflowerは、1.3からメンテする人が変わり提供場所もhttp://thirdcog.eu/apps/soundflowerになるようですね。(変な風にならなければいいけれど。)

あと全然関係無いけれどこの前LadioCastについて書いて出したApple Downloadsページへのポスト、いつの間にか載ってました。結局連絡とか一切無かったから書かれたらまー載せるんだろうな~。


ねとらじからのお知らせを勝手に推測で補足 – LadioCast開発記その33

in LadioCast

Icecast2ストリーミングサービスの雄、ライブドアねとらじのWebサイトに良いお知らせが出ています。 ねとらじライブストリーミング”不具合修正と重要なお知らせ” 後半引用して勝手に推測で補足を。

今後、必要以上の高ビットレートでの配信が行われているのを確認した場合、…

目安として128kbpsを超える配信が行われている場合、転送量の状況を考慮し停止させて頂く事 がありますので、何卒ご理解の程宜しくお願い致します。
ねとらじは何がしたいのかというと、データセンターから出ていくネットワークトラフィックの無意味な増加を抑えたいんでしょうね。ではなぜ抑えたいかというとそのトラフィック総量がねとらじの運用コストに直接的・間接的にはね返ってくるからでしょう、中身というよりも。ここら辺家庭用定額ブロードバンドなユーザーにとって少し解りにくかったかもしれません。 逆に会社としてこの当然の措置を発表したということは、ねとらじはまだやる気があるということの証しであるともとれますので、ユーザーとしては喜ぶべきところです。(まあ個人的にはトレードオフとしてOgg Vorbis形式の復活ぐらいプレゼントしてほしかったと思いますけれど^^。)

あと蛇足ですけれど

・ 放送用メタデータの charset を utf8 に対応。(文字化け軽減)
これって番組名とかジャンル名の文字コードの話ですよね、今ちょっとテストしたらutf-8でも化けてなかったので。utf-8にして出せるのLadioCastしか知らないんだけれど、まあいずれにしてもこれからの時代utf-8ですよというLadioCastの1年がかりの願いが通じたということで^^。

願いといえば1つ前のお知らせねとらじライブストリーミング”datファイル項目追加について”で遂に説明フィールドが追加されることに!

- DESC … 放送内容の説明です。(description)
説明はジャンルではなく説明に書いていきましょう、となればいいですね。まあLadioCastも試されることになるわけですが^^。

3 Responses to “ねとらじからのお知らせを勝手に推測で補足 – LadioCast開発記その33”

  1. Akicks

    かわうそさんこんにちわ
    ねとらじの言うDESCの部分っていうのはLadioCastの説明:って項目でいいんですかね?
    だとしたらようやくLadioCastの説明の項目が活躍する時がきましたね!

  2. 岩石巌エコなっち

    タイトルやジャンルや曲情報を UTF-8 で送るものとしては Nicecast もあります。LadioManager ではヘッドラインに UTF-8 があっても化けずに他の放送と同様に表示できるようにしてあります。ねとらじが Shift_JIS 決めうちだったので UTF-8 で出してしまう最近の Nicecast では他のヘッドライン取得ソフトを使っている人がたくさんいらっしゃるので困っていたのですが、Nicecast の開発者に要望を出したら Shift_JIS で送出するオプション機能を最新の開発版につけれもらえました。本来ならねとらじが UTF-8 にも対応すべきだったので、僕も今回のねとらじ側の変更は正しいと思います。
    Icecast2 側では標準で扱えるものなので Ogg Vorbis形式の復活、確かに将来あるといいですね!
    あと、LadioCast の開発応援してます!!!!!

  3. かわうそ

    Akicks さんこんにちは!
    「説明」の項目ですね。逆に空く「ジャンル」をどう書くかがユーザの腕の見せ所になるのかもしれませんね。
    岩石巌エコなっちさんこんにちは!
    Nicecastの送出コードUTF-8だったんですね! すいません全く認識してませんでした。LadioManagerが表示できていたのも既に理由があったんですね〜。

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Jack OS Xを試す – LadioCast開発記その42

in LadioCast

Mac内部の再生音を入力に持ってくるためのループバック方法としてSoundflower使用やLine out – inの外部結線を紹介しましたが、第3弾としてJack OS Xを使う方法を試みましょう。

Jack (the Jack Audio Connection Kit)はアプリケーション間でオーディオデータをやりとりするためのソフトウェアでLinuxおよびMac OS Xで動作するようです。 構成としてはサーバ・クライアント型ということで汎用的な反面Soundflowerよりも扱いが難しいですが、ここでは単純にLadioCastへのループバックラインを形成することだけを目標にしましょう。 以下環境はMac OS X 10.5.2 Intel上でJack OS X 0.77を用いています。

インストールしてJackPilotを起動しPreferences画面で以下のように設定します。
98-preferences.png
この設定を補足説明します。

  • Interfaceには入力と出力の両方を備えたデバイスを指定します。デバイスはAudio MIDI 設定でも作ることができますが、今回このインターフェースは使いませんので簡単にSoundflower (2ch)を指定しておきます。
  • Buffer SizeはJackデバイスとのからみでLadioCastのサンプルフレーム長(デフォルト256)以下を指定しておきます。これはLadioCastが起動時にデバイスの設定エラーを検出し終了するのを回避するためです。

JackPilotのStartボタンを押してJack Serverを起動します。

Macのシステム環境設定でサウンドの出力をJackRouterに設定し、再生音を取り込めるようにします。
98-sound.png
以下テストのためにiTunesを起動し、ついでにSkypeも起動して出力デバイスをJackRouterにしておきます。

LadioCastを起動し、入力デバイスにJackRouterを設定します。この状態ではまだ入力信号はありません。

JackPilotのRoutingボタンを押して以下のようにConnectionsを作成します。Send Ports上でシングルクリック、Receive Ports上でダブルクリックすると両者を接続するConnectionsが作成/削除されるようです。
98-connectionsmanager.png

以上の設定がうまくいっていればLadioCastへ再生音を取り込めるはずです。
98-ladiocast.png

しかし大変ですね〜^^;。Jackの構成の真価はJack対応アプリケーションやJackプラグイン対応ソフトウェアからJackサーバへ直接接続する場合に発揮されそうです。対応DAWソフトウェアなどお持ちの方はプラグインの方も試してみて下さい。