らじおぱバージョン1.5.1リリース

in Ladiopa

お久しぶりです。

らじおぱを更新し1.5.1としてリリースしました。 このリリースでの変更点は以下のとおりです。

  • このアプリケーションを起動するためのカスタムURLスキームを設定しました。
URLスキームというのはURLの先頭の部分(例えば”http”)のことです。 カスタムURLスキームとはアプリが自分に対して割り当てるURLスキームのことで、別のアプリから指定されることによってそのアプリを起動することができるようになります。 らじおぱのカスタムURLスキームは com.kawauso.Ladiopa としました。 従って例えばブラウザからURL “com.kawauso.Ladiopa://” にアクセスするとらじおぱが起動するようになったはずです。

形式的な変更はそれだけですがあと2つ変更を入れました。

1つはiOS 5.1のiPadのSplit Viewへの対応です。 Split ViewというのはiPadの画面を横にすると左右に分かれ縦にすると統合されるタイプの画面表示です。 iOS 5.1になってこのビューが細かく改良されていましたのでiOS 5.1に合わせました。 iPadでiOS 5.0をお使いの方は表示が若干ずれてしまうと思いますので5.1にされることをおすすめします。

2つめはネットワーク切断により放送の再生が中断した場合の処理です。 以前まではエラー表示をして再生を終了させていましたが、できる限り再接続するように変更しました。 再接続を試みている間もバッファに再生データがある限り再生され、再接続が成功した場合さらに再生が継続されます。 ただしねとらじ(Icecast2)の仕様上なめらかに継続するわけではなく、前後にとんだりノイズが入ったような再生になることと思います。 なおこれに伴ってバッファサイズの設定に最長の×16を新設しました。 この処理変更は試験的に入れた面がありますので、何か気がついたことがありましたらメールかブログコメントかツイートメッセージをいただければと思います。

以下はまたApp Storeの審査について。 今回2回審査で不適格になりましたがどちらも Metadata Rejected (メタデータ失格) という新しいタイプのものでした。 アプリ本体ではなく付属情報が不適格とのことで具体的には “Since your application includes a browser allowing unfiltered internet access, …” 「フィルター無しでインターネットアクセスできるブラウザーを含んでいる」からApp Storeレーティング(年齢適合)が正しく設定されていないというものです。 新しい基準ですね。

どのレーティングにすれば良いかまでは書いてなかったのですが4+から12+として再提出したところ今度はしっかり “where content with mature or suggestive themes can be accessed, it should be rated 17+” と17+にせよと返されたので素直に17+にしておきました。 自由にインターネットサイトにアクセスできるブラウザを内包しているアプリにはこの基準が適用されるようになったと思われますので開発者の方はお気をつけください。

それではまた。


らじおぱバージョン1.6.3リリース

in Ladiopa

iOSアプリらじおぱを更新しバージョン1.6.3としてリリースしました。 このリリースでの変更点は以下のとおりです。

  • 電波状況の良くない場合における音声再生処理を改善しました。
私は普段ソフトバンクiPhone 5を使っているのですが、その特性か否か定かではありませんがデータダウンロードの開始直後にダウンロードが停滞するパターンによく遭遇しています。 そこから電波状況の良くない場合におけるらじおぱの再生動作自体を見直し、ついでにiOS 6での動作も考慮してオーディオバッファの扱いについて根本的な変更を行いました。 このような基本機能の更新は機能追加などよりも実は大変で、実際事前の考えよりずいぶん難産になりましたが。 なおこれに伴ってらじおぱの設定のオーディオバッファの値ですがデフォルト(x2)に一旦戻してみることをおすすめします。

あと変更点には挙げませんでしたが放送局情報画面で、表示テキストを長押しでコピー対象にできるようにしました。

今回のApp Store審査期間は5日間でした。 早いですね。

ではでは。

11 Responses to “らじおぱバージョン1.6.3リリース”

  1. 匿名

    LadioCast-0.10.4を使わせて貰っています。
    設定の際に入力1の入力欄で「内蔵マイク」を選択したいのですが、認識されません。
    アンインストールもしてみましたが全く変わらず、どの選択欄でも内蔵マイクの選択が出てこないのです。
    他のソフトの音声入出力設定ではきちんと内蔵マイクを選択できるし、パソコン自体も内蔵マイクはきちんと機能しているのですが、解決法を教えて頂けないでしょうか?

  2. kawauso

    こんにちは!
    これは〜かなりの難問ですね〜^^;。
    正直想像もつかないので万能薬、LadioCastが終了してる状態で設定ファイル
    ~/Library/Preferences/com.kawauso.LadioCast.plist
    を捨てて起動し、何が起こるか見てみてください。(この場合は特に入力1)
    何か起こればまたここに書いてみてください。
    ではでは。

  3. 匿名

    こんにちは、お返事ありがとうございます。問題が2点あったので、お伝えします。
    まず、libraryのpreferenceからladiocastのplistが見つかりませんでした。同じく他の場所から探してみてもなかったです。(既に消してしまっていた?)
    次に、以前言い忘れていたのですが、最初にダウンロードした時の設定の際では「内蔵マイク」の選択ができました。しかし色々と他のソフト含めて設定をしているうちに(何をしていたかは忘れてしまいました;)いつの間にか内蔵マイクの選択が無くなっていたのです。
    今のところ選択欄には内蔵入力とsoundflowerの選択しかありません。解決法は無いですかねー。。
    お返事お願いします。

  4. kawauso

    こんにちは!
    設定ファイルが存在しないというのはちょっと変ですね。パスは
    ${HOME}/Library/Preferences/com.kawauso.LadioCast.plist
    です。
    あとはLadioCastが起動する際にコンソールに何か書いてないか見てみてください。Macにコンソールというソフトウェアがありそれでコンソールへ出力されるメッセージが見れます。
    ではでは。

  5. 匿名

    度々失礼します。
    preferenceからcom.kawauso.LadioCast.plistを見つけて消去してから起動してみたんですが、やはり選択欄にありませんでした。。
    また、コンソールから見てみましたが恐らく正常に動いているメッセージがあるだけでした。
    内蔵マイク自体がおかしいのですかねぇ。。

  6. kawauso

    そうでしたか。う〜ん私に言えることはもうあまり多くなくなってきました。
    経緯からハード的な変化ないしシステム的な変更があったように思われますので、あとはいわゆる再現性(あるデフォルトの環境から特定の手順を実行することによりそのような状態に再現できること)があれば何かわかるかもしれません。
    そのぐらいですかねえ。

  7. 4th-iPodtouch

    1年ほど前から快適に第四世代のiPodtouchでらじおばを利用させてもらっていました。
    しかし、新しいバージョン1.6.3からは、番組を30秒~1分ほど再生しているだけで音声・アプリごと落ちます。
    再度電源を切ったり、アプリ全切りでメモリ開放しても、100%最長で5分も持たずにおちます。その度にアプリを立ち上げ直しています
    原因は何でしょうか?
    よろしくお願い致します。

  8. 匿名

    4th-iPodtouchさんこんにちは!
    ご迷惑おかけします。お使いの
    * iOSのバージョン
    と、以下の設定条件に整えて同様の現象になるかお教えください。
    らじおぱ設定
    * 自動更新間隔: 手動更新
    * オーディオバッファーサイズ: x2
    よろしくお願いします。

  9. 4th-iPodtouch

    iOS6.0.1です
    条件を
    * 自動更新間隔: 手動更新
    * オーディオバッファーサイズ: x2
    にしても、5分、4分、1分でアプリが勝手に強制終了しますね
    3度同じ現象が再現されました

  10. kawauso

    レポートありがとうございます。
    これらの設定が影響しないとなると、別環境で同状況を再現するのが少し難しい系の話になるように思います。
    iOSにもクラッシュログがありログが見られるとその手の話が早くなりますが、PCに比較してiOSのクラッシュログを貼っていただく、のはちょっと手順が難しいと思われます。
    それで少し時間がかかりますが、らじおぱ1.6.4、は審査に出してしまいましたので次の1.6.5で、クラッシュにより終了した場合のログ表示機能をつけようと思います。
    推測を避けるため根本的な原因の特定はそれらのログを見てからになってしまうと思います。
    申し分けありませんが宜しくお願いします。

  11. 4th-iPodtouch

    お返事ありがとうございます。
    こちらでも電波環境など変えつつ様子見してみたいと思います。
    できれば、次バージョンで今回追加分の機能をオン・オフ切り替えられると、
    今まで通りの軽さになる気がしますので、
    ご検討をよろしくお願いします。
    今後も移動も便利ならじおぱ愛用していきます。
    お忙しい中ありがとうございました。


らじおぱバージョン1.6.0リリース

in Ladiopa

またまたお久しぶりですね。

iOSアプリらじおぱを更新し1.6.0としてリリースしました。 このリリースでの変更点は以下のとおりです。

  • iOS 6への対応を行いました。
  • iPhoneの4インチスクリーンへの対応を行いました。
  • このバージョンからiOS 4.3以降が動作対象となります。
新しいiOS 6およびiPhone 5への対応を行いました。 機能については今回何も変えない、つもりだったのですけれどiOS 6のiPhoneでのWeb画面の回転など違いを吸収しきれていず、次のバージョン1.6.1をもって普通になっています(^^)。 バージョン1.6.1は既に審査に提出してありますので順調であれば1週間ほど後に更新されることと思います。

以下はまたApp Storeの審査について。 事前の噂からまさかとは思いましたがiPhone 5発表から発売まで1週間強のタイムスケジュール。 審査提出用アプリの作成はその発表後にリリースされる開発環境で行う必要があり、審査期間は通常1週間はかかります。 つまり今回開発者は1,2日で対応して提出し、しかも一発合格させないと5の発売に間に合わせるということができないという状況になったわけですね。 過去幾度祭りに合わせてきた(合わせることがメインだった^^)私も今回は無理だと思いました。 事前にあったiOS 6のリリースにはさすがに間に合いませんでしたが、今日のiPhone 5の日本時間の発売に間に合ったのは運が良かったの一語に尽きます。

まあ私自身は買う予定のiPhone 5の予約とか今だにできてないんですけどね。

それではまた。


MacBookに外部マイクをつなげよう(前編) – LadioCast開発記その72

in LadioCast
IMG_0002_2.jpg 2012-11-07_14.23.06.png

2009年頃のMacBookからヘッドホンジャックが実は4極仕様になっていて、普通にiPhone付属のマイク付きヘッドホンなどがつながるようですね。 ごく最近知ったのですけれど^_^;;;。 実際に最新のMacBook Airにつなげてみると内蔵マイクデバイスが外部マイクという表記に差し替わり、音も付属マイクの方から普通に拾うようになります。便利ですねー。 MacBookのクラムシェルモードでも簡単に通話できるようになりますし。

さらにPC用のヘッドセットのようなヘッドホンプラグとマイクプラグとが分かれているタイプの機器をこのジャックにつなげることはできるのでしょうか。 探してみるとつなぐための変換アダプターとしてStarTech.com MUYHSMFFとかSteelseries mobile device adapterとかHeadset Buddy Adapter などを見つけることができました。 しかし現在日本でこれらを販売しているところを見つけられませんでした。以前はあったようなのですけれど。

アメリカやイギリスのサイトから入手しようとすると本体価格に比較して何倍もの送料がかかってしまいます。 自作してもたいしたことは無いと思いますがなるべく製品で済ませたいですね。 うまく入手できたら後編でその入手先をご紹介し、実際に使えたかどうかご報告したいと思います。

ではではまたー。


らじおぱバージョン1.6.5リリース

in Ladiopa

iOSアプリらじおぱを更新しバージョン1.6.5としてリリースしました。 このリリースでの変更点は以下のとおりです。

  • 音声データストリームの回復処理について追補的な修正を行いました。
このリリースもバージョン1.6.3から行ってきた一連の難電波状況への対処がメインです。

クラッシュログにつきまして

らじおぱがクラッシュした際のシステムログを表示する機能を1.6.5に入れようと思っていましたが、iOS 5以降のデバイスで利用できる「診断データと使用状況データ」の情報と同様であることがわかりましたのでこちらを頼ることにしました。 以下の画面で表示できることと思います。
設定 > 一般 > 診断/使用状況 > 診断データと使用状況データ > Ladiopa_日-時_*.plist
(Settings > General > About > Diagnostics & Usage > Ladiopa_date-time_*.plist)

らじおぱの異常終了をご報告いただく場合にはこちらのログ内容をコピーして添えていただければと思います。 同様の記述をらじおぱのインフォメーションに追加しておきました。

今回のApp Store審査期間は6日間でした。 最近は安定していますね。

ではでは。