らじおぱ for iOS バージョン3.0.0リリース

in Ladiopa

リリースノート

iOSアプリらじおぱを更新しバージョン3.0.0としてリリースしました。 前バージョン2.1.0からの変更点は以下のとおりです。

  • Apple Watchに対応しApple Watch上でも全ての番組情報を確認できるようにしました。

  • アプリ全般に渡り動作や処理の改善を行いました。

今回の変更はなんといってもApple Watch対応ですね。 内容的はiPhone本体と同等の番組情報をApple Watch上でも確認できるようにしたものです。 番組ソート順、お気に入り背景色も本体の設定を反映した表示がされます。 番組情報の更新設定は本体同様の設定項目が本体とは別個に設定できます(Apple Watch設定アプリ内)。

Apple Watch対応については追加対応を次バージョンとして既に審査に上げており、それが受理されれば、確認した放送の再生開始・停止がApple Watchからできるようになります。 (販売までにすべり込めるといいのですけれど。)

それ以外の変更としてはアプリ全般の処理(特に番組情報に関連する処理)を見直し、バグ修正や動作の改善を施しています。

最後にiPadそしてMac App Storeに続きApple WatchについてもD1D [1]になれたことを素直に喜びたいと思います。 iPadでは通過させるまで3回ぐらい落とされました(iPadの発売が延びたおかげで命拾いしました)が、Macと今回のApple Watchでは幸い落ち無しで通過させることができました。

価格改定の予告

先日Appleが1Tier [2]の日本円を改定したばかりで申し分けないのですが、それ以前から決めていましたので以下のように価格を改定します。

来たる4月24日にらじおぱの価格を1Tierから2Tierに上げます。

まだ2週間ほど間がありますのでご予定の方は改定前にぜひお求めいただければと思います。

Apple審査状況

ここからはいつもの開発サイドから見たiOSアプリの審査状況と所感ですので開発者とお好きな方だけ。

Apple Watch対応アプリの審査開始日はこれまでの経験からあるいは大方の予想からも発売日の2週間前、4月10日あたりと予想されました。 これはApple Watchの試着および予約開始日とも符合します。 しかし実際は日本時間で4月1日の早朝に開発者に一斉メールが送られ不意に開始が告げられました。

Note
その時私はたまたま起きていて一応準備したものもありましたので、Apple事前機械チェック(にはそれまでにないApple Watchのためのチェックが追加されていることがわかりました)に対応する手直しをして提出、1時間強で出し終えることができました。 ちなみにここをなぜ急ぐかというと、審査では常に落とされる危険性があり、落とされるのであればなるべく早く落ちたいからです。 早く落ちればそれだけ早く修正が行え、リカバリーの可能性を高めることができます。

通常提出から1週間ほど審査待ちの状態になり、審査自体は1,2時間ほどで結果が出てしまう、というのが相場ですが、今回Apple Watch対応アプリについては明かに態勢が異なりました。 1時間ほどで審査待ちは終わり審査開始、逆に審査自体が延々と(私の場合は9日間)続きました。 その間に開発者フォーラムには様々なReject(審査落ち)の報告が上がってきていて、それらを見るとどうやらAppleも前記のような事情を考慮したらしく、Apple Watchについては審査の開始を急ぎ、落とす場合もなるべく早めに落とすような態勢を整えたようです。 これは開発者のリカバリーにずいぶん助けになったのではないでしょうか。 同時に審査状態が長く続けば続くほど、そのアプリは実は既に審査に合格している可能性が高い、とも推測されました。

最後に半日間のPending an Apple Release(リリース保留)状態を経て4月11日(米国10日)にリリースされました。

今回の一連の審査過程を見ると、Apple Watchを一般の目に初めて触れさせる4月10日という日を大きなターゲットとし、あらゆる手段で盛り上げていこうとするAppleの戦略がうかがえる気がします。

それではまた。


1 Day One Developer、造語、公開初日に対応アプリを並べることができた開発者
2 App Storeにおける値づけの単位で米ドルで$0.99、日本円で現在¥120

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