日本最難関オンライン手続き「電子確定申告」前置き編

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実はこのテーマで事の次第を書こうと思って既に丸1年が過ぎてしまいました。つまりこれは昨年の確定申告の話です。

誰もがもう忘れてしまった電子政府構想の号令の元、実はいろんな行政手続が(ばらばらに)インターネットを使ってできるような、少くとも建前になっています。国税庁のe-Tax(国税電子申告システム)もいわばそんな建前の1つです。

国税庁が仲間由紀恵を起用したTVCMを昨年のこの時期盛んに打っていたのを覚えているでしょうか。さも思い立った晩にパソコンに向かって操作すれば可愛い女の子も電子申告できちゃうような、JAROも裸足で逃げだす誇大広告でしたが、あれがe-Taxです。写真がちなみに国税庁の今年のポスターですが、同じ仲間由紀恵でも宣伝コピーが「HPで申告書をカンタン作成、プリントアウト。」になっています。宣伝のメインが国税庁のホームページでできる単なるWebサービス(だから結果を自宅で紙に印刷して、持っていくか郵送するかして申告しなければならない)の話にすり替っているんです。つまり国税庁は本命のe-Taxは普通の人にはまず利用不可能な手続きであることをその利用状況から自ら認めたといっても過言ではないでしょう。これを見たとき私がそこはかとない勝利感に満たされたのはいうまでもありません。

昨年あまりに苦労したものだから、グチってるだけでこの長さになってしまいました。利用のポイントを書く予定の「実践編」はまた別エントリーとしたいと思います。

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