LadioCast.png

バージョン0.2.0リリース – MacLadioCast開発記その5

in LadioCast
mlc-ss-20070413.png MacLadioCast バージョン 0.2.0 をリリースします。 0.1.2 から 0.2.0 への変更点は以下のとおりです。
  • エンコーディングフォーマットにOgg Vorbisを追加
  • エンコーディングサンプルレートを選択可能に変更(Auto,44100,22050,11025)
  • 内部lame mp3エンコーディング失敗時でも放送を継続できるよう修正(エラーログ出力)
  • クローズされたメインウィンドウを Dock のアイコンをクリックすることで表示
  • ポート番号、ビットレートに改めて入力文字バリデーションを追加
  • アプリケーション終了時に最終変更フィールドが反映されない場合があるのを修正
0.1 をお使いの方は起動後のエンコーディング設定値にご注意ください。 ということで。

3 Responses to “バージョン0.2.0リリース – MacLadioCast開発記その5”

  1. Scatman

    Scatmanです。
    早速ですが報告致します。
    MacLadioCast Ver 0.2.0でクラッシュしてしまいました。
    0.2.0を立ち上げた後に、今まで何事もなかったVer 0.1.3を立ち上げると
    Ver 0.1.3もクラッシュしてしまいます。
    コンソールでの表示は以下の通りです。
    2007-04-14 12:25:30.164 MacLadioCast[2850] *** Uncaught exception: EXCEPTION[/Users/kawauso/Desktop/MacLadioCast/LCMixer.m 159] AUGraphUpdate() = -10863
    Apr 14 12:25:31 starbug crashdump[2854]: MacLadioCast crashed
    アクセス権の修復や、初期設定ファイルを捨てて、再起動するもやはり
    クラッシュします。
    当方の構成はiBook G4 1.33GHz 12″ Memory 1GB OSは10.4.9(PPC)です。
    よろしくお願い致します。

  2. Scatman

    Scatmanです。
    過去のバージョンを間違えてました。Ver 0.1.3ではなくVer 0.1.2でした。
    すみません。

  3. かわうそ

    いつもレポートありがとうございます!
    AUGraphUpdate()ですか、これはちょっと難しい、何だろう。
    もしOS再起動されて、再現条件等ありましたらまたお教え下さい。


バージョン0.6.1リリース – LadioCast開発記その26

in LadioCast

LadioCastバージョン0.6.1をリリースします。

0.6.0から0.6.1への変更点は以下のとおりです。

  • ビットレートモードが可変の場合ビットレートに代えてクオリティで指定するよう変更
今回は機能的にほとんど変更なく、LadioCastの開発環境を新Mac OSX 10.5 Leopardに移行しビルドしたことが大きな変化です。ですのでPowerPC,IntelマシンのTiger,Leopard上で以前と同じように動くかに注意して下さい。

ここからは開発技術的な話。LeopardではXcodeが3.0になったんですが、LadioCastを移す上で手間がかかったのはローカライゼーションと外部ライブラリでした。
LadioCastはまず英語版を作ってから半自動的にローカライズして日本語版を作っているのですが、そこで使うソフトウェアnibtoolがまずibtoolという名前になり、使うデータ形式や挙動も変ったので、この部分はエディタと手作業でデータを作り直しました。
外部ライブラリは移行のタイミングに合わせて、今までPowerPCとIntelで別々に作って組み合わせていたものをIntel上のみで作る(クロスコンパイリング)ようにし、1つ前のOS Tigerでも動く版で作る(バックワードコンパチビリティー)ようにするのが手間でした。

しかし64bit OSといわれるLeopardに合わせてさらに64bit版を作るとしても(意図どおりに動くかどうかは別にして)作るだけなら難しくはなさそうですね。 そのバイナリは{PowerPC,Intel}×{32bit,64bit}で計4つのバイナリを内包することになります。実際Leopardのライブラリなどそのような構成になってます。 たぶん一番やっかいな前提は、誰かが64bit版Lame MP3ライブラリパッケージを作って上げてくれることじゃないかな〜と思います。

4 Responses to “バージョン0.6.1リリース – LadioCast開発記その26”

  1. かわうそ

    otsuneさんこんにちは!
    うおーっご登録ありがとうございます! さっそく私もメンバー登録してuseカウントをアップしておきました^^。
    LadioCastまとまった説明持ってなくてすいません。使えそうなのはReadMe.jpぐらいなので、紹介はお書きいただいた感じでグッドではないでしょうか。
    英語で読む物、必要ですよね〜。

  2. Leopardのビルドになってからのパッケージが、G3搭載のiBook(OSX Tiger)上で動かなかったですー。
    (自分の所有しているマシンではないので、環境をはっきり記憶してません><ごめんなさい><結構古いマシンだったかも。。。)
    古いバージョンは動いたので、ビルド変更からだと思いますです。
    Leopardを入れた自分のMacBookでは正常に動作してますー。便利なソフトありがとうございます><!

  3. かわうそ

    riaf さんこんにちは!
    PowerPC G3でのLadioCast、マシンが手近にないので今まで動くかどうか知りませんでした^^;。
    Leopardでのビルドになってから動かなくなったということですね〜。うーんなんだろ。
    次の機会ありましたらコンソールのログに何か書かれないか見ていただいてあれば貼って下さい。
    [追記]
    少し思い当たる節がありましたので、テスト版
    http://www.kawauso.com/mlc/LadioCast-0.6.2.new.dmg
    にて試してみて下さい。


バージョン0.5.4リリース – LadioCast開発記その19

in LadioCast

バージョン0.5.4をリリースします。

0.5.3から0.5.4への変更点は以下のとおりです。
  • 出力デバイスのボリュームレベルを表示
  • 音声処理のレイテンシーを短かくするよう調整
レイテンシーは負荷とのバランスが難しい。

2 Responses to “バージョン0.5.4リリース – LadioCast開発記その19”

  1. bshats

    複数の入出力を持っているオーディオデバイスの入/出力番号の選択が出来るようにはできないですかね?
    L/Rと別番号が設定できて、同番号だと実質モノラルという感じで
    音楽関係の放送もするのでレイテンシーもシビアに調整したいのですが、
    どちらもシンプルさとのトレードオフなので難しいところもあるのかもしれませんね・・・
    余談ですが
    最終応用問題「自分の声にエフェクトをかけてBGMとともにSkype相手に聞かせながら相手の声もろともエコーバック無しで放送にのせよう!」
    に激しく共感(?)してしまいました なんというか発想が自分と同じというかw

  2. かわうそ

    bshatsさんこんにちは!
    コメントありがとうございます。
    ステレオより多くのチャンネルを持っている入出力デバイスのハンドリングと、音声処理レイテンシーの調整ですね。確かにこれらはシンプルさとのトレードオフで、LadioCast自体でどこまでカバーするかという話になってきます。ただ路線にあるかないかでいえばありかなと思います。私の思っているLadioCastの路線は、放送する道具としてシンプルだけれど使い込めるもの、という感じです。
    最終応用問題はインターネット上に解答例を書かれると、たぶん喜ばれる人がいます^^。


StickamやuStream.tvにLadioCastを使う – LadioCast開発記その18

in LadioCast
ustream.png 個人がStickamuStream.tvでライブ動画を無料配信できる時代なんですね〜。それでそこにのせる音声づくりにLadioCastが使えそうな気配なので設定を考えてみましょう。 StickamもuStream.tvも配信ソフトウェアにAdobe Flash Playerを使っています。Adobe Flash Playerのオーディオ入力(マイク)デバイスは指定することができますから、以下のようにして連携できそうです。

LadioCastの設定

出力デバイスをSoundflowerに設定します。ここでは入力デバイス側でSoundflower(2ch)は既に使っているという前提で、別系統のSoundflower(16ch)を使うことにします。 出力される音声をモニターする場合は、LadioCastのスルー機能をオンにして入力:Soundflower(16ch)、出力:モニターデバイスとします。他の方法で同デバイスをつなげてもできるでしょう。

StickamのAdobe Flash Playerの設定

Webブラウザで動画配信用の画面を開くと、Adobe Flash Playerがデバイスにアクセスしていいかどうかの許可を求めてくると思いますので許可します。そしてAdobe Flash Playerを右クリック(or Ctrl+クリック)して「設定」を選び、マイクアイコンを選択して入力デバイスに「Soundflower(16ch)」を指定します。

uStream.tvのAdobe Flash Playerの設定

Stickamと同様なはずなんですが、設定しても入力デバイスから音が入ってきませんね。別途ウィンドウに表示されている「advanced settings」ボタンから設定すると入ってきました。(画像) あとはサイトの方法に従って配信を開始すればOKですが、この状態でさらにLadioCastの「接続する」ボタンを押せば当然インターネットラジオヘも同時配信となります。 なお以上はカメラを持っていないわたくしが音声配信のみでテストしましたので、映像を付けての配信ができてる方フィードバックなどいただければ。 関係ないけれどねとらじのインフラでもOggフォーマットを許せば動画配信できる気がするのだけれど、クライアントソフトの不在が逆にネックになるかな。

One Response to “StickamやuStream.tvにLadioCastを使う – LadioCast開発記その18”

  1. 始めまして。いつも運営お疲れ様です。
    この度USTREAMアパートというサイトを、現在βですがオープン致しました。
    もしおもしろいと感じて頂けたら、記事として取り合げて頂けると幸いです
    何卒、宜しくお願い致します
    http://ustream-apartment.com
    説明
    生放送多重視聴サイト

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バージョン0.5.7リリース – LadioCast開発記その22

in LadioCast

LadioCastバージョン0.5.7をリリースします。

0.5.6から0.5.7への変更点は以下のとおりです。

  • モノラル出力デバイスに対するボリューム関連の処理を修正
Mac miniな人へ。

7 Responses to “バージョン0.5.7リリース – LadioCast開発記その22”

  1. Scatman

    Scatmanです。お世話になっております。
    64Kbpsのテスト放送で強制終了してしまったので報告致します。
    iBook G4 12″1.33GHz(PPC 1GB RAM)
    OS: 10.4.10
    HD空き容量 6GB
    LadioCast Ver 0.5.7
    設定: 22.050KHZ 64Kbps  平均
    LadioCast以外に立ち上げていたソフト
    LadioManager Ver 0.0.14
    Skype(BETA) Ver 2.7.0.49
    V2C Ver T2007095(L-0.1)
    VLC Ver 0.8.6c
    Audion Ver 3.0.2
    (通常の放送のときはAudionの代わりにSafari,QuickTime Playerも立ち上げています)
    ーーーーーーーコンソールログーーーーーーー
    2007-09-14 01:03:49 ERROR[/Users/kawauso/Desktop/MacLadioCast/LCAudioBuffer.m 40] audio buffer exhausted, writing size = 1024, stored size = 0
    2007-09-14 01:03:49.361 LadioCast[19703] *** _NSAutoreleaseNoPool(): Object 0x46cb1b0 of class NSCFString autoreleased with no pool in place – just leaking
    2007-09-14 01:03:49.362 LadioCast[19703] *** _NSAutoreleaseNoPool(): Object 0x46bff20 of class NSCFString autoreleased with no pool in place – just leaking
    2007-09-14 01:03:49.362 LadioCast[19703] *** _NSAutoreleaseNoPool(): Object 0×476950 of class NSException autoreleased with no pool in place – just leaking
    2007-09-14 01:03:49.362 LadioCast[19703] An uncaught exception was raised
    2007-09-14 01:03:49.362 LadioCast[19703] EXCEPTION[/Users/kawauso/Desktop/MacLadioCast/LCShoutStreamer.m 169] Stream should have been blocked.
    2007-09-14 01:03:49.362 LadioCast[19703] *** Uncaught exception: EXCEPTION[/Users/kawauso/Desktop/MacLadioCast/LCShoutStreamer.m 169] Stream should have been blocked.
    Sep 14 01:03:53 starbug crashdump[20754]: LadioCast crashed
    Sep 14 01:03:55 starbug crashdump[20754]: crash report written to: /Users/XXXXXXXXXXX/Library/Logs/CrashReporter/LadioCast.crash.log
    ーーーーーーーーコンソールログここまでーーーーーーーー
    状況:実際にどのように聞こえるかを確認する為に、VLCで音楽を流し、ねとらじサーバへ接続、
    それをAudionで受信して確認すると言う事をしております。
    LadioCastの入出力設定は
    入力1:内蔵オーディオ(レベル最小)
    入力2:Soundflower(2ch)
    入力3:N/A
    出力 :Soundflower(2ch)(内蔵オーディオに出力させない為にわざとこのようにしています)
    スルーのチェック:なし
    入力:N/A
    出力:機器セット
    以上の状態でねとらじのサーバーからの放送をLadioManagerで確認、Audionで放送を聞いています。
    その際、アプリケーション及びウインドウを選択する際、かなり、動作がもたつき(虹色のリングカーソルが回りだす)
    その内にLadioCastが落ちてしまいます。普通の設定で放送を行っている場合でも同様のことが起こります。
    使い方のせいなのか、その他の原因なのかこちらでは判断しかねますので調べていただきたく思います。

  2. かわうそ

    Scatmanさんこんにちは!
    詳細なレポートありがとうございます。
    ログからするとエンコーディング・送信処理が間に合ってないですね。過負荷のときの落ち方だと思います。
    ちなみに使用しているLame MP3ライブラリはAudacityのやつですか? ちょっと前のエントリーに書いたんですが、PPCマシンについてAudacityのバイナリと比べて今のOSバージョンで(デフォルトで)ビルドしたバイナリはだいぶ軽いです。もし未使用であれば試してみて下さい。
    関係ないですけれど出力をSoundflower (2ch)デバイスにすると入力の方とでループしますので、別デバイスの方がいいでしょうね(Soundflower (16ch)、あるいは物理デバイスにしてモニターボリュームを0にするナド)。

  3. Scatman

    Scatmanです。
    ありがとうございます。過負荷ですか。そういえば、CPUの使用率も、アクティビティモニタで、ほぼ100%
    振り切ったまんまでしたので。
    質問のあったAudacityのLameエンコード用ファイルの件ですが、Audacityの『libmp3lame.dylib』を
    使っております。

  4. Scatman

    Scatmanです。
    どうやら、64Kbps以上で放送を行うにはかなり前のバージョン(MacLadioCast Ver0.2.2)を使うしか方法がなさそうです。これだとアクティビティモニタは80~90%位の使用率で動作ももたつきません。たまに、ねとらじ取得ツールや、アプリケーション切り替えの時に100%になるくらいで落ちる事はありませんでした。
    現バージョンもこのくらい軽いと助かるのですが。今後のバージョンアップに期待します。

  5. かわうそ

    Scatmanさん、MacLadioCast 0.2系列の頃はLame MP3ライブラリ付きだったことを思い出して下さい。軽さ感はその使用が大きいです。逆にいうとPPCマシンでAudacityのLameバイナリを使えばこのバージョンでも重くなるはず。
    しかしいいものを保存しておられましたね。(この意味わかります^^?。)

  6. kondo28

    某ゲーム内実況でladiocast使って放送しています!
    気がついたらこんなにバージョンアップされてるんですね!乙です!
    ナイスすぎるソフトを有り難うございます!
    最近メジャーになってきたようで、これからもがんばって下さい!
    単純にミキサーとしてもかなり優秀すぎて、まさににこんなソフトをさがしてたって感じです。
    開発がんばって下さい!

  7. かわうそ

    kondo28さんこんにちは!
    励ましの言葉いただき何よりです。
    バージョンアップはまたぽちぽちとやっていきますのでよろしくお願いします。