サンプルレートの話 – LadioCast開発記その46

in LadioCast

LadioCastに限らず、放送ソフトウェアのエンコーディング設定で「サンプルレート」を指定できることってよくありますよね。その場合、設定値どうします?

高ければ高いほどよい、と思われがちな値ですが実はそう簡単でもありません。エンコーディング設定には別に「ビットレート」という値があり情報量を制約します。指定された以上の情報量をサーバーに送ることができません。そしてその情報量に釣り合ったサンプルレートにしないと逆に音を悪くする場合があるようです。 どうするのが良いかはエンコーダーによると思いますので、気になった場合は試しにサンプルレートを上下させた放送を自録音してみて自分の耳で確かめてみるといいでしょうね。

ちなみにLame MP3エンコーダーでサンプルレートを自動に設定すると、ビットレート96kbpsステレオの場合は32kHz、同128kbpsの場合は44kHzを採用するようです。

なおサンプルレート以上にある種「信仰」があるように思うのはビットレートの値、それについてはまた今度に。

2 Responses to “サンプルレートの話 – LadioCast開発記その46”

  1. scatman

    scatmanです。
    今回のブログ内容はその通りだと思います。
    以前、私が、サンプルレートとビットレートの細かい設定が出来る様にしてほしいと言う
    要望を出したのは、サンプルレートとビットレートの組み合わせで、低いビットレート、サンプルレートでもそれなりのいい音質で出るという事に気づいていたからでした。
    Macの仕様でそれは出来ないとの解答でしたが、NiceCastが出来ているのですから出来ないはずはないと思います。(それだったら、金払ってNiceCast使えって言われそうですが)
    それはともかくとして、最近、ねとらじが、放送エンコードをmp3以外にも使えるようになったというので、Oggでの放送を何回か行いました。音質はリスナーからも好評でしたが
    PPC 1.33GHzのiBook G4ですと、48Kbpsの最低限のビットレートでも重いです。
    最低限のソフトを立ち上げた状態でなんとか放送をしております。
    最後に、WWDCの実況、エコなっちさんお疲れさまでした。あの気の抜けたテーマ曲が大好きです。

  2. かわうそ

    scatmanさんこんにちは!
    まあブログの意図は結局Lame MP3についてサンプルレートはデフォルトの「自動」おすすめだよ〜、っていうことですね。
    Ogg Vorbisについてはサンプルレートを選ぶ仕組みが無いので関係無い話でした。
    負荷を考えるとLame MP3の方がいいような。PowerPCはこの前ちょっと書いたAltiVec Lame MP3という頑張りかたもありますし。
    あまり放送されてないんじゃないですか? 近々テスト放送しがいのある更新をするかもしれませんよ〜^^。

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