MacやiPhoneやiPadに外部マイクをつなげよう(製品編)

in Mac

IMG_1417.JPG

以前に書いた話

3年ほど前に

と題して、MacBookやiPhoneやiPadやiPod Touchに外部マイクをつなげるためのアダプターの(ハンダゴテ等を一切使わない)自作とその使用についての記事を書きました。

その後このアダプターの必要性は世の中的にさらに広く認知されたようで、いろいろなメーカーから変換アダプターが発売され、変換アダプターすら不要の 4極ジャックヘッドセット製品たち も発売されるようになりました。

そんな中に国内PC周辺機器大手メーカーのサンワサプライから、誰がどう見ても用途の間違えようがない外観の^^変換アダプターが発売されているを見つけました。

サンワサプライ 4極用ヘッドセットアダプタ MM-AD23

そこで最近の製品を代表してもらうつもりで購入しその使用感をレポートしたいと思います。

変換アダプターによる接続とは

レポートに入る前に、変換アダプターを使うことによる利点を挙げてみましょう。 まずアナログ機器を既に持っていた場合は

  • 手持ちのヘッドセットが使える

  • 手持ちのミニプラグPCマイクが使える

  • 手持ちのステレオミニプラグヘッドホンが使える

という可能性が考えられます。またUSB接続オーディオインターフェースを使うことと比べた場合は

  • USB端子を消費しない

  • 本体のDA/AD変換回路を使うので(たぶん)消費電力が少ない

  • 本体のDA/AD変換回路を使うので(安物のインターフェースをつなぐよりはたぶん)音がいい

  • USBヘッドセットとMacの相性問題(6年ぐらいやってるRobotic Voice(ロボット声)問題 https://discussions.apple.com/thread/2166616 など)と無縁

という利点が考えられます。 逆に欠点を挙げるとすれば

  • 本体内蔵のマイクとスピーカーが置き換わり、USB接続のようにオーディオデバイスが新たに増えるわけではない

ということが挙げられます。

使用環境その1

まずはNew MacBookにつなげてみましょう。 Macについてはヘッドホンジャックが4極になっていることをAppleが正式にアナウンスしてはいないはずですし、このサンワサプライの製品の注意書きにも

IMG_1431.JPG

と対応していないことが書かれています。 ただ3,4年以内ぐらいに発売されたMacのヘッドホンジャックであれば4極に対応していると見てまあいいでしょう。 (対応していない機種がありましたらコメントやメールで教えてください。)

なお接続する外部マイクには3年前の記事と同じ

SONY エレクトレットコンデンサーマイクロホン PCV80U ECM-PCV80U

を使います。

Note
このマイクは質の割にお安いことで受けてるマイクですが、吹かれに対して滅法弱いので、人声などに使うときは別途 マイク風防やウィンドスクリーン を用意し装着することをおすすめします。 私は厚めの風防をかぶせています。

実際につなげてみましょう。

IMG_1426.JPG

無事に外部マイクとして認識されました。

Screen_Shot_2015-12-15_at_21.27.54.png

入力レベルも十分出ているようです。

Note
特にNew MacBookでは端子がUSB Type-Cとヘッドホンジャックしかありませんから、「USB端子を消費しない」という利点が大きく効いてきますね。

接続する場合の注意として(以前の記事にも書きましたが)Macに認識させるためにマイクとヘッドホンの両方をあらかじめ変換アダプターに接続しておき、マイクにスイッチがある場合はあらかじめオンにしておくことが必須となります。

変換アダプターをつなげてみて構造上気がついたことがあります。

  • 2つのジャックの間の距離が十分にとられている(軸間距離で12mmほど)

ジャックの軸間距離を気にしているのは、以前の記事で香港から輸入した変換アダプターを紹介しましたが、その軸間距離が近すぎて軸が太めのプラグを刺す場合に互いに干渉して刺せないことがあったためです。

使用環境その2

iPhone 5につなげてみます。

IMG_0122.JPG

外部マイクとして認識され、Skype音声テストサービスで確認してみましたがマイクの入力音量もしっかり出ているようです。

変換アダプターをiPhoneにつなげてみて構造上さらに気がついたことがあります。

  • 厚みのあるケースを考慮してプラグの根元に段差が設けられている(4mm分ほど)

写真のiPhoneにはApple製のケースを装着していますが、プラグを差し込む長さにはまだ十分余裕があり、もっと厚めのケースでも大丈夫そうです。

さすがサンワサプライさん細かいところまで考慮されていますね、素晴しい!。

使用環境その3

iMac(2013年製)につなげてみます。

IMG_1435.JPG

こちらも問題なく外部マイクとして認識されました。

調子に乗ってBoot Camp上でWindows 10を起動し、外部マイクとして認識されるかどうか試してみましたが、こちらは認識されませんでした。 Boot Camp上のWindows 10では変換アダプターを刺しているかいないかにかかわらず内蔵マイクのみ有効になっていました。

まとめ

変換アダプターはMacBook,iPhone,iMacに外部マイクを接続するのにどれも問題なく使用することができました。

MacやiPhone以外でも、最近のPCやスマートフォンで4極ジャックは非常に広範囲に使われています。 マイクとヘッドホンの2つのジャックが1つで済むのはノートPC製品のこれからの時流としても合っています。 その普及率に比べ、そこに刺さる側の4極プラグ製品の方はまだまだ知名度も普及率も低いように感じます。 4極の規格が大きく2つあったということも足枷になっているのかもしれませんが、今回使ったCTIA規格をそろそろ統一規格とみなしていいのではないでしょうか。

来年2016年はいろいろと利便性のある4極プラグが、ヘッドセット製品あたりから主流に躍り出る年になる、かもしれませんね(地味予想^^)。 それではよいお年をお迎えください。


Beta testing wanted for the libshout 2.4.0 – LadioCast Development Notes No.84

in LadioCast

Recently the icecast client library libshout has been updated from 2.3.1 to 2.4.0. The coming version of LadioCast will link the new library. Before that, in order to measure the degree of the impact, I made a beta test version which simply replaced the linked library.

People who want to test the beta version, download it from the following link; LadioCast-0.11.3beta.app.zip.

I hope you will see normal (or abnormal) behaviors on it. In any case, comments below or e-mails are greatly appreciated.

Thank you.

2 Responses to “Beta testing wanted for the libshout 2.4.0 – LadioCast Development Notes No.84”


住民基本台帳カードと公的個人電子証明書

in Uncategorized

もう9年ほど前になりますが、このブログで税金の確定申告をインターネットを使って行ういわゆる「電子確定申告」(e-Tax)についてエントリーを書いたことがあります。

あれ以来e-Tax自体は(主にWeb関連技術の進歩により)ずいぶん難易度が下がったように思います(まだまだ普及したと呼ぶにはほど遠い状況のようですけれど)。 今回はそこで使われる必須のアイテム住民基本台帳カードと公的個人電子証明書の更新について。

まず前提として世の中にある○○証の類は大きく二種類のタイプに分けられると思っています。 一つは運転免許証タイプ。 このタイプは更新期間が設定されており、その期間に更新を行うことを前提としていて、期間を過ぎてしまうと不利になるもの。 もう一つはパスポートタイプ。 これは基本的に更新という考え方が無く、有効期間内であってもなくても、更新が新規発行と同等であるもの。

さて住民基本台帳カードや公的個人電子証明書はどうなっているのでしょうか。 以下に東京都某区の窓口で確認したことを基に書きます。

  • 住民基本台帳カードも公的個人電子証明書も更新期間というものはない。(つまりパスポートタイプ)
  • 住民基本台帳カードの有効期限と、格納されている公的個人電子証明書の有効期限は別で、カードの有効期限が切れていても電子証明書の有効期限が切れていなければ電子証明書は使える(東京都の方ではそのような使い方は推奨していないが)。
  • 住民基本台帳カードを「更新」してしまうと、格納されていた電子証明書を引き継ぐことはできないため取得し直しになる。
  • 住民基本台帳カードの有効期限は10年、電子証明書の有効期限は3年、よって有効期限のずれが一般的に生じている。
  • 住民基本台帳カードの更新も、電子証明書の更新もそれぞれ費用がかかる(500円)。
10年前、これからはこの最先端の住民基本台帳カードを身分証として推していこうと心に決めた私でしたが、運用の設計の悪さには幾度か失望させられました。 またもやそれを見せつけられた感があります。

上記のような場合、電子証明書ユーザーの取れる行動は以下となります。

  • 住民基本台帳カードの有効期限が過ぎて券面は無効になっても、公的個人電子証明書の有効期限が来るまでは更新しない。
  • あきらめて両方同時に更新する。
住民基本台帳カードのアーリーアダプターの方はその有効期限を迎えていることと思います。 以上が参考になれば幸いです。


LadioCast 0.10.8リリース – LadioCast開発記その78

in LadioCast

LadioCastバージョン0.10.8をリリースします。 0.10.7から0.10.8への変更点は以下のとおりです。

  • スリープの後に音声入力が止まっている状態から回復する対策

前バージョンでのコメントで指摘のありました現象について対策を施しました。

また何かあれば教えてください。 ではでは〜。

7 Responses to “LadioCast 0.10.8リリース – LadioCast開発記その78”

  1. kawauso様
    ありがとうございます。
    スリープ復帰後も順調に使えております!
    今後もよろしくお願いします。

  2. あい

    こんにちは。
    ねとらじでラジオ配信を行おうと思い、こちらのツールを利用しております。
    LCのバーションは0.10.8、LAMEのバーションは3.99.5なので、両方64bitと一致しているはずなのですが、フォーマットの部分にMP3が出てきません。
    試しに32bitのLCで使用してみようと32bitのLAMEを探したのですが、こちらが見つからないため、32bitでの環境は試せておりません…。
    当方intelで、OSはyosemiteです。
    とりあえず放送はできます。が、録音→再生となると、やはりMP3でないと不便なのです。
    plistファイルの削除や、インストールのし直し等行ったのですが、変わりませんでした。
    なにか解決策等があれば、教えていください。よろしくお願いします。

    • kawauso

      あいさんこんにちは!
      LAMEについて、ファイル(libmp3lame.dylib)が実際に置かれた場所を確認する必要があるかなと思います。
      確認する方法は例えばTerminal.appから
      mdfind -name libmp3lame
      など打ち表示することができます。
      LadioCastが参照する場所の方は/lib /usr/lib /usr/local/lib /opt/local/lib /sw/lib等で、それらと合っているかまず見てみてください。
      ではでは。

  3. あい

    kawauso様
    ファイルの場所を確認したところ、その場所にファイルが置かれていなかったのが原因だった模様です。
    HOME直下にlibフォルダを置いたところ、無事mp3にて配信できました。
    ただ、やはり最新の0.10.8ではエンコーディングにmp3の形式が出てこなかったため、古いバーション(0.10.4)を使用しております。
    今のところ問題なく放送できていますので、とりあえずこのままいこうと思います。
    お忙しい中、ありがとうございました。

    参考URL
    http://blog.kawauso.com/?p=37
    http://blog.kawauso.com/?p=188

    • kawauso

      もしLadioCast 0.10.4では表示されてそれ以降のバージョンでは表示されないということであれば、今度は最初に少し書かれていたbit数が一致していないことが原因かなと思います。
      確認してみてください。


LadioCast 0.10.10 Released – LadioCast Development Notes No.80

in LadioCast

LadioCast Version 0.10.10 has been released. (This entry is in English again. Sorry for the inconvenience of Japanese readers.)

Changes from version 0.10.9 to 0.10.10 are as follows:

  • Returned to Mac App Store.

Yes finally!

This happened because Apple aggregated the developer’s accounts which had been separated into each platform until the first day of WWDC 2015.

Though the return to MAS achieved, the donation link above is still there:) for your support of LadioCast in the future updates.

Enjoy!

11 Responses to “LadioCast 0.10.10 Released – LadioCast Development Notes No.80”

  1. alex

    Hi kawausoさん! Thanks for making ladiocast free, i’ve used it with both mp3 and ogg and it works great. One small request – I can’t seem to get the “song info” field to update in the stream. Would it be possible to separate that into Artist, Title, Album, Genre fields and have it live update?
    Ladiocast無料に出してありがとうございます!MP3やFLACも問題なくて放送しました。だけど、ちょっとお願いがあります。Ladiocastに入力した song info がicecastフィードにアップデートできなさそうです。もしできれば、各タグ (アーティスト、曲名、アルバム)に分けたらフィードで発表したデータが綺麗になるます。

    • alex

      あぁぁ、ずっと前なポストにコメントしてしまいました。あと、僕の前のコメントにtypoがあってすみません 「綺麗になります」を書くつもりだったけど指が滑った
      また、ありがとうございます

      • kawauso

        alexさんこんにちは!
        コメントありがとうございます。日本語上手ですねー

        > song info がicecastフィードにアップデートできなさそう
        いろいろな要因が考えられますが、LadioCastはsong infoのアップデートに(現在ではセキュリティ的に非推奨の)admin APIを使っていますので、例えばサーバー側でそのAPIを無効にしていると、反映されない、ということがあるかなと思います。
        > 各タグに分けたフィード
        そうですねえ、これらのフィールドも上記のAPIでは区別されていないので、前提として上記の実装の変更が必要になる話かなと思います。
        > なるます
        これは日本人でもよくやりますね^^。

        ではではー。

    • kawauso

      Thank you, Bill!
      The new unified developer’s account is valid until the end of my existing iOS one. (If you had both, they say it will be the sum of two.)
      It’s a yearly one.